2005年1月〜2月 (★5つで満点)

1.ベルリンフィルと子供達  ★★★★ 可能性と超越への挑戦
2.酔画仙   ★★★★ 狂気の天才のピュアな生き方
3.約三十の嘘  ★★★★ 予想通りの展開と結末に少々失望
4.カンフーハッスル  ★★★★ 父の形而上学の権威の崩壊  
5.ターミナル  ★★★★ 主人公は、彷徨するユダヤ民族のメタファー
6. ネバーランド  ★★★★ 主人公(男性)のエゴが鼻につく
7.愛の落日  ★★★★ 不倫礼賛はいただけない
8.キス・オブ・ライフ  ★★★ 時制のクロス、生と死の等閑視
9. 変身  ★★★★★ 人間の醜さを直視
10.レイクサイドマーダーケース★★★★ 痕跡は必ず反復され、残り続ける
11.犬猫 ★★★★★ 差異を認めることで、共感へ・・・
12. TOKYOタワー  ★★★ 閉じた関係性と開かれた関係性
13. パッチギ ★★★★ 越境と混淆
14. 恍惚 ★★★★★ 性描写の欠如は最大の官能となる
15. ヴィタール  ★★★★★ 彼岸と此岸の境界はない
16. Ray ★★★★ 幼い日のトラウマと強い母の乗り越え
17. またの日の知華 ★★★★★ 1人の女性の壮絶な生涯を4人の女優が演じ分ける妙
18.アレキサンダー ★★★★ 母による去勢の恐怖から逃げ続けた男