2008-01-01から1年間の記事一覧

 いのちの作法

温かさが全編にあふれ、観る人を幸せに浸してくれる。 こんな楽園が、日本にあったとは・・・。 究極の福祉行政を実現しているのは、東北の小さな町、岩手県西和賀町(2005年、旧沢内村と旧湯田町が合併)である。 http://nishiwaga-film.main.jp 「豪雪・貧…

いのちの作法

*[映画について] 多忙のため、ブログの更新が滞っているが、今回は、すばらしい映画の紹介をさせていただきたい。 高校のクラスメートである、映画監督の武重邦夫さん(今村昌平の愛弟子で、「楢山節考」などの助監督を務め、日本映画学校の設立にも関わ…

あいち国際女性映画祭2008 

終了して1週間経った。祭の後の淋しさをかみ締めている。 今年もさまざまな出会いを楽しむことが出来た。映画を観ることも好きだが、映画を通して多くの人と触れ合うことはさらに好きだ。 5日間のうち2回、二次会を開いた。メンバーは重なったり、異なった…

 帰らない日々

10才の息子をひき逃げした犯人を裁くために、事故の調査を依頼した大学教授イーサン。それを受けて立つ弁護士ドワイト。彼こそ、何とひき逃げ犯人その人だった・・・。 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12676/index.html ありえないような設…

行 アメリカばんざい

友人から「絶対に観て、すぐにブログにアップして」とのメールを貰ったが、時間がなく、やっと昨日観ることができた。 http://:title=http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD12938/index.html 必見の傑作である。 元海兵隊員の日本人妻は言う。「日…

ファン・ジニ 映画版

朝鮮王朝時代、蔑まれた妓生の身ながら、類まれな美貌と才気で逆境を乗り越え、時代の寵児となった実在の女性の生き方を、恋愛を主軸にして描いている。 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id331167/ 骨太な作品だが、表面的なストーリーには、や…

 西の魔女が死んだ

魔女役のサチ・パーカーははまり役だ。品の良さと少ない言葉で、温かくて大らかな祖母を、これ以上ふさわしい俳優はいないだろうと思わせるほど巧みに演じている。 魔女とは、英語の「ウィッチ」の訳で、「妖術使い」のこと。ウィッチの語源は、古イギリス語…

つぐない

冒頭のミニチュアの動物たちは「ノアの箱船」を想起させ、ダンケルクの海岸のシーンでは「聖書にそっくり」とのセリフが飛び出す。 原題は「贖罪」。キリスト教用語で、教義の中心となる。その意味は、何らかの方法により罪や過ちの埋め合わせをすること。加…

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

「石油屋」の話だが、米国を中心とする資本主義社会の、金さえあれば何でも出来るという姿勢に対する批判 に加え、「血は流れるだろう」というタイトルから連想されるように、旧約聖書やギリシャ神話にも通じる人間の根源的な「血」についての物語でもある。…

・日本映画 水になった村 それでもボクはやっていない 叫び めがね 松ケ根乱射事件 サッドヴァケーション さくらん 北辰斜にさすところ 無花果の顔 殯(もがり)の森 ワースト/黄色い涙 ・総評 1.女性監督作品によいものが多いので嬉しくなる。 大胆な切り…